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為替バカ相談窓口

自分が儲かると誰かが損するの?


 Q:自分が儲かると誰かが損するの?
質問があるのですが、
もしお時間が有るようならお答えいただくなり
HPの充実に参考にされるなりしていただければ幸いです。

FXは業者との1対1の取引であるわけですから、
殆ど昔の賭場のような状況ですよね。
我々が利益が出た場合は業者および、
他の投資家が損をすることになるのでしょうか?
忠実に貴方のHPを実践していけば9割がたは勝てると思いますが、
その利益分はどこが支払うことになるのでしょう。
スプレッド幅の小さな会社や、
手数料の掛からない会社はどこから利益が出るのでしょう?

Tさんからのお便り



 A:基本的に自分が儲かった分、誰かが損をしています
為替の世界は株とは違い、
ほぼ完全にゼロサムゲームと言われています。

つまり、誰かが勝った分誰かが負けていて、
全ての取引を合計するとゼロになります。

株の場合は株式市場への資金流入が進むと、
株式市場全体が上がり、一時的にプラスサムになることもありますが、
為替市場というのは、基本的に市場規模は変わりませんから、
ゼロサムになるということです。

ですので、Tさんのおっしゃる通りで、
我々が利益が出た場合、
業者か他の投資家が損をしていることになります。

たとえば業者は我々からドルを買った場合、
即座に誰か(他の投資家やインターバンク上の取引先)に転売をかけるシステムになっています。

すぐに誰かに売ることによって、
スプレッド分を儲けることができます。

ですので転売できないリスクが高い流動性の低いマイナー通貨は、
安全のためスプレッドを広くとっています。

したがって大抵の場合はすぐに転売していますので、
自分が儲かっているなら、誰か他の投資家が損しているのでしょう。

もしこれが、何かの事件などで、
ドル売り一色の暴落局面だとすると、
業者は買い手が見つからず転売ができないため、
たいていこういう時は業者が損をしているようです。

スプレッド幅の小さな会社は、
スプレッド幅の大きな会社より利益が少ないということもあるかもしれません。

しかし、インターバンクに持っている転売先が有力なら、
インターバンク実勢レートに近いレートで取引できるので、
スプレッドを狭くしても広い業者と同じくらい儲けることも可能かもしれません。

ですので、手数料が無料の業者であっても、
転売によるスプレッドで利益を出すことができます。

今回の質問はちょっと難しかったですね(笑)

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