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ファンダメンタルズ分析ファンダメンタルズ分析ってなに?
これも初心者の人にとっては、
あまり聞きなれない言葉かもしれません。
ファンダメンタルズというのは、
経済などの基礎的要因という意味で、
経済状況や経営状況のことを言います。
ファンダメンタルズ分析というと、
たとえば株の場合、
その会社のバランスシートなどの財務諸表をみて財務状況を分析したり、
為替の場合なら、
その通貨の経済状況や金利水準、
政治情勢などを分析したりすることを言います。
テクニカル分析が過去の値動きから未来の値動きを予測するのに対して、
ファンダメンタルズ分析とは、投資対象(株や外貨など)の本質的価値を測り、
市場価格が割安かどうかを判断します。
もし現在の市場価格が割安なら、
その投資対象は徐々に本質的価値に一致するように価格が上がっていく、
というのがファンダメンタルズ分析の考え方です。
たとえば、その国の経済成長率が前年に比べて増加すると、
その国の経済は発展しているということになります。
するとその国では物がよく売れるようになり、
お金の流通量が増えるので、その国のお金の価値があがります。
すると為替市場でのその通貨の価値も上がっていくというわけです。
こういった分析をファンダメンタルズ分析と言います。
テクニカル分析は短期的に効いてくる分析で、
ファンダメンタルズ分析は長期的に効いてくる分析になります。
(つまり長期的に見れば、通貨の価値は国の経済状況に一致してきます。)
テクニカル分析と違って、
ファンダメンタルズ分析は実生活にも役立つので、
慣れてくるとおもしろくなってきます。
多少政治や経済の知識が必要になるので、
どちらかと言えばテクニカル分析より難しいですが、
長期投資をやるなら必須になってきます。
ただ、南アフリカやタイ、ブラジル、トルコなど、新興国の情報は、
日本に住んでいる限り、入手は容易ではありません。
たとえいろんな経済指標が発表されていても、
それだけを信じて大金をつぎ込むのは、
米ドルなどの主要通貨に比べてどうしてもリスクが高くなります。
ですのでこれらのマイナー国への投資は、
現状ではリスクを把握しきれない可能性が、
主要通貨よりも高いという認識をもつ必要があります。
これは初心者であればなおさらです。
マイナー通貨への投資ほど、
予期しない出来事が起こる可能性が高い、と考えておきましょう。