ボリンジャーバンド
MACDとストキャスティクスを紹介しましたが、
他にも効力がある指標はたくさんあるので、
その中の一つを紹介させてもらいます。
あまり多くの指標を全て覚えようとすると、
どれが重要なのかわからなくなってきますので、
まずはMACDとストキャスティクスをマスターしてもらえればと思います。
これは為替バカの経験からなんですが、
多くの指標を使えば確度が上がるというわけではありません。
ストキャスティクスはもみ合い相場で特に力を発揮し、
MACDはトレンドがある相場で力を発揮します。
この2つはともに互いの欠点を補う関係にありますから、
両方が同時に買いサインを出したときは、
信頼性は高いと考えることができます。
ですので、どれがいいのかわからない!と言う人は、
これから説明するボリンジャーバンドも覚えなくていいので、
まずはMACDとストキャスティクスを使えるようにしてください。
もしMACDストキャスティクスを使えるなら、
ボリンジャーバンドは補足のような感じで参考にできます。
(為替バカがそうしてます(笑))
これは米ドル/円のチャートです。
この指標は、統計学的にできていて、
上の図の緑の線からチャートがはみ出る確率が32%になります。
これが±1σ線と言います。
また、以下は全く同じローソクチャートですが、
この図の緑の線からチャートがはみ出す確率が5%になります。
これが±2σ線と言います。
ですので、この線からはみ出したときは、
統計学的に言って、そう長い間はみ出た状態は続かない、
と考えることができ、
上の線からはみ出た場合は売り、
下の線からはみ出た場合は買いと考えられます。
ただ、バンド(σ線)自体が上向きの場合は、
+2σ線を超えたところで売ったとして、
数日で+2σ線の内側に入ったとしても、
その位置が売った位置より高いというケースは多々あります。
バンドが横ばいの場合は逆張りに使えますが、
上向き、下向きの場合は、チャートがバンドに張り付く形になることが多いため、
順張りで使う方が精度が高くなる場合もあります。
以上のことを踏まえておけば、
ボリンジャーバンドは使うことができます。
1σ線と2σ線は同時に表示してくれるチャートが多いのですが、
Infoseekマネーのチャートは、
プルダウンで、1σライン、2σラインと選ぶようになっていて、
どちらか1本づつしか表示できません。
MACDやストキャスティクスとまた違った感じですが、
統計学的に考えられているので、
サインがより明快でわかりやすいですね。