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最低限必要なFXの知識ローソク足ってなに?
株をやったことがある人はおなじみのローソク足ですが、
FXにおいても非常に基本的なことなので、ここでじっくり説明しておきます。
為替相場は秒単位、分単位でレートが変動します。
これをチャートというグラフのようなもので表すことによって、
1週間前から円が上がり始めているな、とか、
○月○日の円は、ここ3ヶ月で一番安いな、
と言うようなことがわかります。
このチャートを表すものとして、日本では、
ローソク足というものが一般化しています。
ローソク足とは、一定の期間の値動きを1つのローソクのような形をした、
図形で表したものです。
日本人が考案したものですが、
情報が凝縮されていて慣れれば重宝します。
たとえば、米ドル/円を例にすると、
その日、1ドル104円99銭で始まり、
昼頃にその日一番安い104円80銭をつけ、
夕方にはその日一番高い105円81銭をつけ、
その日の終わりに、105円61銭をつけたとします。
この場合、それぞれの値段を以下のように呼びます。
その日の一番始めについた値段・・・始値(はじめね)
その日で一番安い値段・・・・・・・・・・安値(やすね)
その日で一番高い値段・・・・・・・・・・高値(たかね)
その日の一番最後についた値段・・・終値(おわりね)
さらにこれをローソク足であらわすと、以下のようになります。
1日というのは、季節によってすこしずれますが、
ニューヨーク市場が閉まる時間を基準にしていますので、
朝6時から翌日の朝6時までとなります。
このように期間を1日で見る場合のローソク足を、
日足(ひあし)と言います。
同じ要領で、1週間スパンでみるローソク足を週足(しゅうあし)、
1ヶ月スパンでみるローソク足を月足(つきあし)と言います。
また、1日より短いスパンでは、
1分スパンや5分スパンでみる分足(ふんあし)があります。
上記の図のローソク足は、1日の始めについた値段より、
高くなって終わったケースで、この場合にできるローソク足を陽線と言います。
もし、安くなって終わる場合は、以下のように、
ローソクの中を塗りつぶして表現します。
このようなローソク足を陰線と言います。
では実際のローソクチャートを見てみましょう。
画像提供:Infoseekマネー |
2008年1月30日から2008年7月15日までの米ドル/円の日足のローソクチャートです。
全体の動きも把握できますし、ローソク1本に着目すれば、
その日の動きもおおまかにわかります。
ローソク足はどの業者でも採用されていて、
かつ合理的な仕組みになっているので、
少し大変ですが、覚えておくとよいと思います。
というより、このへんは無理に覚えなくても、
使っていくうちに自然に覚えるのかもしれませんね。