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余談に近い知識

投資手法のポートフォリオを組む!

2008年8月現在、為替バカは、
スワップ運用をやれば、
初心者でも株よりは簡単に利益が出せると考えています。

しかし、今の状況って長く続くのでしょうか?

今日はこのことについて触れてみたいと思います。


 投資の世界ではひとつの方法がずっと通用することはない!
残念ながら投資の世界では、
ひとつの方法がずっと通用することはありません。

その方法が簡単に儲かると知れわたると、
みんなが同じ手法をとるため、いずれ儲からなくなってしまいます。

スワップ運用に関しても同じで、
今はメリットのある投資手法ですが、
これから円金利が上がっていき、
金利差がどんどん小さくなってきたら、
今ほどの利益は上がらなくなります。

そのときは低金利のスイスフランを売ればいいんじゃない?
と思うかもしれません。

しかし、結構見落としがちなのが、円金利の機会損失です。

たとえば英ポンドの政策金利が5%、
スイスフランの政策金利が2.5%、
日本円の政策金利が5%とします。

上記のような状況になりえるかは別として、
シミュレーションしてみます。

もし英ポンド/スイスフランを買ってみよう!と思った場合、

5%-2.5%=2.5%

なので、これにレバレッジをかければ5%~7.5%くらいは金利がもらえるだろうから、
やっぱりFXをやるメリットはあるんじゃない?
と考えてしまいそうですが、ちょっと違うんです、、

上記の場合は当たり前ですが、
為替変動のリスクを負っています。

しかし、円の金利は5%ですから、
それなら、円の定期預金をしておいた方が絶対にお得なわけです。

FXをやる場合は業者に証拠金を入金しますから、
入金した証拠金には円金利は付与されません。

ですので意外に気づきにくいですが、
円金利の機会損失が発生しているわけです。

こうなってしまうと、
年利5%をかなり上回らないと、
わざわざFXをやって為替変動リスクを負うメリットは少ないかもしれません。

金利差を利用した投資手法である、
キャリートレードが昔からあるように、
いつの時代も金利差は発生しているでしょうが、
金利が0.5%の通貨が存在している状況というのは、
なかなかありえないと思います。

つまり、だんだん儲かりにくくなるのは、
どうも間違いなさそうです。

こういった状況も想定して、
投資手法のポートフォリオも組むべきだと、
為替バカは考えています。

リスク分散といえば、投資商品の分散を思い浮かべますが、
投資手法を分散することも、かなりのリスク分散だと思います。

つまり、スワップ運用でも儲かってるけど、
それとは別にスイングトレードでも儲かっている、
というような状況が好ましいわけです。

常時2つくらいの投資手法で儲けることが出来ていれば、
時代が変わることによってひとつがだめになっても、
もうひとつが生きのこるかもしれません。

そのひとつが生きている間に、
さらにもうひとつの方法を編み出すわけです。

こういった投資手法のポートフォリオは、
収益を安定させる上で重要になってくるのではないかと、
為替バカは考えています。

巨額を運用する場合は特にこのことは当てはまると思います。

今回はやや難しい内容になってしまいましたが、
10年後は初心者は多分今よりスワップ運用では稼ぎにくくなっていると思います。

とりあえずはスワップ運用だけでも、
おそらく大丈夫でしょうが、
余裕があれば、スイングトレードなどの練習もしておくといいかもしれません。

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