ストキャスティクス
これもMACDと並んで強力なテクニカル指標の一つです。
これは買われすぎや売られすぎを判断するテクニカル指標です。
以下のチャートを見て下さい。
画像提供:Infoseekマネー |
このチャートは2006年3月31日から2006年9月14日までの、
NZドル/円のチャートです。
左の青と赤の字で書かれた20%、30%、70%、80%という数字がポイントです。
基本的にストキャスティクスが70%を超えていると買われすぎ、
30%を下回っていると売られすぎと判断します。
ストキャスティクスが
買われ過ぎの状態で反転すると売り、
売られ過ぎの状態で反転すると買いと考えます。
騙しであったり、80%以上のところで反転しているのに、
それほど下がらなかったりしている個所もありますが、
そこそこの信頼性はあります。
この指標が一番効力を発揮するのは、
ボックス相場(ジグザグの相場)です。
直近の高値、安値に収まる範囲内での相場なら、
この指標はかなり効力を発揮します。
ただ、8月14日付近を見てもらえばわかりますが、
高値を更新し続ける上昇トレンド中や、
安値を更新し続ける下降トレンド中は効力を発揮しません。
勢いの強い上昇トレンドや下降トレンドは、
それぞれ買われすぎ、売られすぎの状態が続くわけですから、
この指標はずっと80%以上や20%以下にとどまります。
ですので、この点には注意が必要です。
これを回避する方法としては、
他のテクニカル指標と組み合わせて考えるしかありません。