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リスクを洗い出すロスカットレートはビッドかアスクか?
まずタイトルの意味がわからない人もいるかもしれませんので、
その意味から説明します。
「116円27銭 - 116円31銭の意味」でも説明しましたが、
為替レートには、売値と買値があり、
我々が買い注文を出したときに適用されるレートをアスク、
売り注文を出したときに適用されるレートをビッドと言いました。
で、ロスカットレートというのは、そのままですが、
ロスカットされるときのレートになります。
で、この、ロスカットされるときのレートなんですが、
為替バカがFXをはじめたころ、ロスカットされるレートって、
ビッドで考えればいいのか、それともアスクで考えればいいのか、
疑問に思ったことがあったので、ここで触れておきたいと思います。
具体的に言うと、たとえば、もし今米ドル/円を持っていたとして、
レートが、105.23-105.27の時に、
104.23円まで下がったらロスカットされてしまう!という場合、
ビッド(売値)が104.23円になったらロスカットされるのか、
アスク(買値)が104.23円になったらロスカットされるのか?という疑問です。
この疑問わかります?、、、あ、わかってました?
わかってる人はこの先は読む必要は全くありません!
というか、わかっている人に必死に説明している文章を読まれるのは恥ずかしいので、
できれば読まないでください!(笑)
どっちでも大差ないじゃん!と突っ込まれそうで恐縮ですが、(汗)
為替バカはこういう細かいところが非常に気になったりします!(笑)
長期的にスワップ運用をしている人にはあまり関係ないかもしれませんが、
ハイレバレッジで短期売買をやっている人にとっては、
結構大きく影響します。
で、もったいぶらずに言うと、
買いから入った場合はビッド、売りから入った場合はアスクなんです。
買いから入った場合は決済時に売らなければなりませんから、
ロスカットする際の基準となる資産額の評価も売り値でなされます。
逆に売りから入った場合は買いで取引を終了しなければならないので、
同じ理屈で資産額の評価が買値でなされます。
「ロスカットレートの具体例な算出方法」では、簡単なロスカットレートの計算方法を紹介しましたが、
これプラス、ビッドかアスクのどちらでロスカットされるのかを考慮に入れておけば、
入門レベルとしては完璧じゃないでしょうか。
(為替バカは最初のころわからずにやっていたので、、)