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最低限必要なFXの知識さらに損が出た場合はロスカットに注意!
仮にマージンコールが発生する証拠金維持率が50%だとして、
さらに大きく割り込んだ場合は、
FX業者があなたの保有している外貨を強制決済してしまいます。
これをロスカットと言います。
これはマージンコールとは違って、
お客に確認などを取ることはなく、
自動的に決済される仕組みになっています。
FX業者からすると、たとえば、
10万円を担保に1万ドル(仮に100万円とします)の資金を運用していたとすると、
この1万ドルによる為替差損によって、
10万以上損されることは絶対に避けたいわけです。
もしそうなってしまうと、
お客の損失を一時的にでも業者が肩代わりしなければならなくなるので、
不良債権化してしまうリスクが発生し、業者からすると非常に困ります。
業者によって、ロスカットされるラインは違いますが、
仮に必要証拠金の20%とします。
すると、上記のケースでは、有効証拠金が2万円にまで目減りした段階で、
自動的にロスカットされます。
マージンコールの方が高い率に設定されていますので、
普通はロスカットが発動する前に、
メールでマージンコールが発生しているはずですが、
急激な相場の変動などで、まだメールをみていないうちに、
ロスカットラインを割り込んでしまうこともありえます。
このような場合に、証拠金以上の額の損失を被ることは、
FX業者にとっても、投資家にとっても避けたいところです。
ですので、マージンコールやロスカットのシステムは、
業者にとっても、我々個人投資家にとっても、
リスクを回避するためになくてはならないシステムになります。
また、自動ロスカットとは言っても、
相場が急変した場合は注文が約定されないこともあるので、
証拠金以上の損を被る可能性も(ごくわずかですが)あります。
これについて、詳しくは、
「入金した証拠金以上の損が出る可能性はどれくらい?」を参照してみてください!
業者ごとのロスカットラインについては、「証拠金比較」を参照してください。
また、業者によっては、マージンコールが無く、
ロスカットだけのところもあります。
ロスカットがない業者は為替バカが知る限りでは、
存在しません!