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最低限必要なFXの知識マージンコール、ロスカットのまとめ
では、ここでマージンコールとロスカットについて、
おさらいをしておきましょう。
為替バカは、FXは非常に魅力的な投資対象だと思っていますが、
仕組みが少し難しいので、
それが初心者にとっては敷居になっていると思います。
マージンコールとロスカットについては、
とくに重要なので、ここでは具体的な例を交えて確認してみましょう。
すべてのケースで、米ドル/円を1ドル100円で1万ドル買う場合を想定します。
ケース1 |
必要証拠金 | 10万円 |
入金額 | 10万円 |
マージンコール | 50% |
ロスカット | 20% |
1万ドルを買うための必要証拠金が10万円なので、
最低10万円必要になります。
このケースでは100万円の取引を、
10万円の証拠金で行っているので、
レバレッジは10倍になります。
証拠金を10万円入金してレバレッジ10倍の取引をする場合、
マージンコールが50%、ロスカットが20%なので、
損失が5万円出た時点マージンコール、
8万円の損失が出た時点でロスカットとなります。
(有効証拠金が5万の時点でマージンコール、
2万の時点でロスカットとなります。)
たとえば、1ドル100円で買ったドルが思惑に反して下落し、
95円になってしまったら、5万円の損失になるので、
マージンコールがかかり、入金が要請されます。
さらに下落し、92円になってしまったら、
8万円の損失になりますので、ロスカットとなり、
強制的に業者に1万ドルを売られて、
取引を終了させられてしまいます。
では、次の場合ならどうでしょう?
ケース2 |
必要証拠金 | 10万円 |
入金額 | 20万円 |
マージンコール | 50% |
ロスカット | 20% |
入金する証拠金の額を20万にし、
他の条件は全て同じです。
入金した金額が倍になっているので、
レバレッジは5倍に下がります。
この場合なら、
15万円の損失が出るまでマージンコールがかかりません。
ロスカットは18万円の損失が出た時点になります。
具体例で考えると、
100円で買った米ドルが、
85円になった時点でマージンコール、
82円になった時点でロスカットとなります。
多くの業者では、
必要証拠金の○○%でマージンコールという考え方なので、
マージンコール50%と言うと、
この例では10万円の半分、つまり証拠金が5万円になった時点で、
マージンコールということになります。
さらに次の例も見てみましょう。
ケース3 |
必要証拠金 | 2万5000円 |
入金額 | 10万円 |
マージンコール | なし |
ロスカット | 40% |
この例の場合も1ドル100円で1万ドル買うのに、
証拠金を10万円しか入れていないので、
レバレッジは10倍になります。
このケースでは、マージンコールはなく、
有効証拠金が2万5000円の40%の1万円になったときにロスカットされます。
つまり、現在10万円入金しているので、
9万円の損失が発生した時点でロスカットです。
なので、1ドルが91円になった時点でロスカットですね。
マージンコールがないので、
いきなりロスカットになります。
いきなりロスカットされるのは、
少し怖いような気もしますが、
慣れてくればマージンコールなしの方が、
シンプルに考えられるのでわかりやすいです。
どうでしょうか?
このページは具体例の羅列みたいな感じになってしまいましたが、
実際に取引をする際は、
何円までレートが下がればロスカットだなーという認識は、
常に持っておいた方がいいです。
ちなみに、ケース1、2は、わかりやすくきりのいい金額の例にしたので、
この設定の業者は存在しませんが、
ケース3はマネーパートナーズと同じ条件になります。