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少し実践的な知識

OCO注文

「OCO」とは「One cancels the other」の頭文字をとったもので、
2つの注文を同時に出すのは同じですが、
1つが約定すると、もう片方がキャンセルされるのが特徴です。

この注文方法は、
利益確定と損切り注文を同時に出しておき、
相場がどちらに振れても対応できます。

たとえば、以下の図を見てください。

OCO注文

①の1ドル106円で買いで、
ドルを買ったとします。

この買い注文は普通の注文で、
OCO注文ではありません。

OCO注文は、この状態で、
利益確定売り注文と損切り注文の両方を同時に出しておくことができます。

上図では、
OCO注文①と②の2つがOCO注文になります。

OCO注文①が利益確定の指値の売り注文、
OCO注文②が逆指値の損切りの売り注文です。

1ドル106円で推移している段階で、
ドルが上がれば利益確定、
ドルが下がれば損切りというように、
相場がどちらに振れても対応することができます。

そして、OCO注文①か②のどちらかが約定すると、
片方はキャンセルされます。

上記はポジションを持った状態からのOCO注文でしたが、
何もポジションを持っていない状態でもOCO注文は執行できます。

たとえば、上の図とは逆に、
この値段まで相場が下がればチャンスと見て買い注文を、
この値段まで相場が上がれば、
上昇トレンドに入ったと判断して買い注文を出すことも可能です。

この場合は、下がった時の買い注文が普通の指値注文、
上昇トレンドに入ってからの買い注文が逆指値注文になります。

通常はポジションを持った状態から使う方が多いかもしれません。

OCO注文は自分でシナリオを考えることで、
リスクを最大限に抑えることが可能になります。

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