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ロスカットレートにはゆとりを持つ
特にスワップ運用をする場合に、
注意しておかなければならないことがあります。
ロスカットレートには常にゆとりを持ってください。
「少しでも安全な運用を心がけろってこと?」
まあ、要はそういうことなんですが、
漠然とゆとりをもつに越したことはない、
といっているのではありません。
ロスカットレートにはゆとりを持った方がいいという、
明確な理由があります。
それは、
まれにFX業者がロスカットレベルを引き上げてくるからです。
これは意外に軽視されていますが、
非常に重要です。
たとえば、以前外為どっとコムでは、
必要証拠金の20%でロスカットでしたが、
現在このラインが引き上げられて30%になっています。
わからない人もいるかもしれませんので、
ここで説明しておきますが、
必要証拠金の20%でロスカットというのは、
たとえば米ドル/円を1万ドル買うのに、
25000円必要だとしたら、
証拠金が5000円になった時点でロスカットということです。
これが30%になると、
証拠金が7500円になった時点でロスカットとなります。
現在はもうすでに30%に引き上げられているので、
ポジションをとる前から、
30%でロスカットされることを想定できますが、
20%の時にポジションをとった人は、30%に引き上げられたときに、
そのせいでロスカットされた人もいる
のです。
その他にも、JNSのFX-naviメインでは、
以前トルコリラ/円は取引額の4%がロスカットラインでしたが、
サブプライムローン問題による相場の激変によって、
4%→8%→12%と2回も引き上げられました。
当然この時も、それによってロスカットされた人や、
ロスカットされないために、急遽追加で入金した人がいるわけです。
ですので、こういった状況も想定して、
レバレッジにはゆとりをもつことをおすすめします!
非常に細かいことを言っていますが、
こういった細かいリスクをひとつずつ潰していくことで、
利益が上がる確率が少しずつ上がっていくと思います。
より安全に運用し続けるためには、
いかに潜在リスクを拾い出すか?が重要ですので、
面倒臭がらずに取り組んでほしいと思います。