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最低限必要なFXの知識

移動平均線ってなに?

ローソク足に関連して重要なものに、
移動平均線というものがあります。

これを知っていれば勝てる!という類のものではありませんが、
ローソク足と同様に、非常に基本的なものなので、
ここで説明しておきます。

移動平均線というのは、決められた期間の為替レートの終値の平均値を出し、
その値を線で結んだものです。

決められた期間というは、5日、25日、75日など、
メジャーなもので何種類かあります。

たとえば5日移動平均線の場合は以下のようになります。

6/03 6/04 6/05 6/06 6/09 6/10 6/11 6/12 6/13 6/16
米ドル 105.09 105.16 105.93 104.93 106.30 107.34 106.92 107.88 108.14 108.14
5日平均 105.48 105.93 106.28 106.67 107.32 107.68

これは、米ドル/円の2008年6月3日から10日間で、
5日移動平均を取ったものです。

5日移動平均線なので、
5日間の終値を全て足し、5で割ったものが一つの値になります。

これを連続的に算出して、線でつないだものが移動平均線になります。

6月3日から6月9日までの終値平均値が105.48、
6月4日から6月10日までの終値平均値が105.93、
という具合に算出し、これを線でつなぎます。

以下の図を見てください。

移動平均線

これは米ドル/円の2008年1月30日から2008年7月15日までのチャートです。

ローソク足チャートに沿うようにしてある、
青い線が5日移動平均線で、黒い四角で囲んでいる部分が上の例であげた、
5日移動平均を取った期間です。チャートにするとこのように表示されます。

5日移動平均線が5日間の平均値をとったものですので、
25日移動平均線は25日間の平均値をとったものになります。

上のチャートでは、ピンクの点線が25日移動平均線になります。

さらに緑っぽい実線が75日移動平均線、
オレンジの点線が100日移動平均線になります。

平均を取る期間が長いほど、為替レートからの反応が遅くなります。

移動平均線がわかると何がいいのかというと、
トレンドが把握しやすくなるというメリットがあります。

基本的に、チャートが移動平均線より上にある時は上昇トレンド中、
下にある時は下降トレンド中
と見ることができます。

また、移動平均線を見ることによって、
トレンドの転換把握することができます。

以下のチャートを見てください。

デッドクロス・ゴールデンクロス

これは、NZドル/円の2005年7月14日から2006年9月7日までのチャートです。

ピンクの線が25日移動平均線、グリーンが75日移動平均線になります。

25日線が75日線を上から突き抜けた時点が下降トレンドに転換したポイント
逆に25日線が75日線を下から突き抜けた時点が上昇トレンドに転換したポイント
と見なせます。

前者をデッドクロス、後者をゴールデンクロスと言います。

デッドクロスすれば必ずレートが下がるかというと、
だましもあるので盲信は出来ませんが、
これも、チャートを見る上での判断材料の一つになります。

もちろん75日線が100日線を下から抜いても、同様にゴールデンクロスと呼びます。

移動平均線の期間の違いは単にそのトレンドが長期的なものなのか、
短期的なものなのかを示しますので、
短期線のゴールデンクロスは短期の上昇トレンド、
長期線のゴールデンクロスは長期の上昇トレンド、

ということになります。

ということは、あまり短期で見すぎると、
だましが多くなってしまうので、
25日と75日の組み合わせなど、ある程度期間のあるものが、
一般的に使用されています。

為替バカの経験から言うと、
移動平均線やチャートだけを見て売買し、
利益を上げ続けることは非常に難しいです。

デッドクロスが出たから、もう終わりとか、
ゴールデンクロスが出たから、
早急にお金を用意して買いの準備をしなきゃいけない!というような考えは、
あまりよろしくありません(笑)

あくまでも売買の判断材料のひとつとして考えてもらえればと思います!

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