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最低限必要なFXの知識

スワップは為替レートによって増減する

タイトルのとおりですが、
仮に2国間の政策金利差が全く変わらなくても、
スワップは為替レートによって増減します。

たとえば米ドル/円で考えると、
2013年3月時点では、スワップ金利は約0.25%もらえます。

仮に今1ドル100円として、1万ドル保有すれば、
年間つく金利は、

100万×0.25%=2500円

2500円になります。

日米の政策金利差が変わらず、
為替レートのみ1ドル120円になったとします。

この場合、年間もらえる金利は、

120万×0.25%=3000円

となり、政策金利が変わっていなくても、
受け取りスワップが増えたことになります。

為替レートが上がれば上がるほど、
受け取り金利も多くなっていきます。

上記の計算は以下のように考えることもできます。

1万ドル×0.25%=25ドル

年間25ドルの金利を受け取れると考えて、
これを日本円に換算することでも、
同じ数字が算出されます。

別にドルの金利が上がっているわけではないですが、
日本円に換算するレートが我々に有利になっているので、
受け取り額は増えることになります。

逆に為替レートが下がってしまった場合は、
政策金利差が変わらなくても、
受け取り額は減ってしまいます。

ですので、当初入金した証拠金に対して年利20%だと思っていても、
為替レートが下がってしまえば、
いつの間にか年利15%になっているということもありえます。

為替バカもはじめのころわからなかったのですが、
よく考える当たり前ですよね(笑)

だって、今のレートで計算して、
きっちり政策金利差の水準になっているということは、
レートにあわせてつじつまの合うスワップに調整されているということですよね。

ただ、レートが変わってもスワップに反映するのが遅い業者と、
早い業者の差はあります。

厳密にはスワップ金利の受取額は、
市場取引金利差によって決まります。

また、市場取引金利は需給によって決まってくるので、
単に政策金利差から算出できるものではなく、
本当は、将来のスワップ金利を予測するすることは不可能です。

しかし、たいていの業者では、
おおむね政策金利差に近い数字になるので、
大雑把な将来のスワップ金利を算出するために、
政策金利差からスワップ受取額を想定することはできます。

ここらへんの仕組みはややこしいので、ここでは、
たいていの業者は政策金利差から大雑把なスワップ受取額を予想できる、
と思っておいてください!

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