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初心者でも負けない投資スタイルいつ買えばいいか?
どの通貨を買うか決まったら、
次は、いつ買うかということを考えます。
買うタイミングというのが、一番重要で、
ここを失敗すると、ややリスクが増してしまいます。
しかし、難しいテクニカル分析が必要というわけではなく、
ローソクチャートを月足にして、
過去10年分くらいの最高値と最安値を確認し、
今が相対的に安い水準かどうかを確認する程度でOKです。
たとえば、2008年7月現在、
NZドル/円は80円前後で推移しています。
これは、1998年8月から現在までの、
NZドル/円の月足チャートです。
このチャートでの最高値は2007年7月の97.73円、
最安値が2000年10月の41.97円になります。
非常に簡単ですが、このデータとチャートだけを見ても、
今はかなり高い水準であることがわかります。
ですのでこの場合は、買いを断念するのが無難な判断だと思います。
スワップ狙いの長期投資で、
数年スパンで考えることになりますが、
過去10年の推移を考慮すると、
数年後もこの水準以上にある確率はそれほど高くないかもしれません。
ですので、この水準で買うと、
数年経っても含み損で引き出せない、
という事態が起こりえます。
NZドルの場合、スワップ金利が7.75%と高いですが、
それ以上の為替差損が、
出来る限り出ないようにしなければなりません。
80円の7.75%というと、約6.2円ですから、
1年後にレートが73.8円以下になっていると、
含み損があることになります。
より明確でわかりやすい方法は、
過去の平均レートより上か下かで判断する方法です。
http://www.oanda.com/convert/fxhistory
上記のサイトから、
過去5年の為替レートデータを見ることができます。
StartingDateに5年前の今日の日付を、
EndingDateは今日の日付(そのまま)を入力します。
入力方法はデフォルトでは月/日/年となっていますので、
2003年7月21日から2008年7月21日のデータを見る場合は、
StartingDateに「07/21/03」、
EndingDateに「07/21/08」と入力します。
次に、その下の、
左側のCurrencyCodeに「NZD」、
右側のCurrencyCodeに「JPY」と入力し「GetTable」をクリックします。
するとページ一番下の、
Averageの項目に過去5年間の平均値が出ていると思います。
この数値より、今のレートが安ければ買い、
高ければ見送りという判断でもよいと思います。
本当は過去10年の平均値で考えた方がよいのですが、
上記のサイトではマックス5年くらいまでしか見れませんので、
とりあえず5年で判断してみてください。
余裕のある人は、
StartingDateに「07/21/98」、
EndingDateに「07/20/03」と、
StartingDateに「07/21/03」、
EndingDateに「07/21/08」で、2回に分けて10年分のデータを取得し、
これをエクセルに貼り付け、
AVERAGE関数で算出するとさらによいと思います。
今回検証したNZドルでは、かなり高い水準に見えるので、
買うのを断念します。
他の通貨を物色しつつ、常に監視しておいて、
相対的に安くなってきたら、再度検討します。
もし上記のように、平均値より高く、
過去10年の月足チャートを見ても高い水準にある通貨でも、
どうしても買いたい!という場合は、
必ずレバレッジを低くします。